3.道路の施設
3-1 橋
<橋の役割>
橋には人・車を渡すための道路橋、列車を通す鉄道橋、人が安全に車道を横断するた
めの歩道橋などがある。また、車の通っている床版の下側には、生活に必要なガス管、
水道管、電気や電話のケーブル等が収容されている。このため橋は、十分な強さと大き
さを持っていて、利用しやすいものが要求される。一方、橋は人々の生活空間の中に造
られ、周辺の環境にとけ込んで景観美を創造している。また、橋詰の広場は、橋の掛け
替えの時にも使うもので、橋台敷といい、樹木や季節の花を植え、デザインされたベン
チが置かれ人々にうるおいを与えている。
<橋の種類>
橋にはその使い方による種類と、形の違いよる種類がある。
使い方による種類には、人だけが渡る人道橋及び横断歩道橋、車と人が渡るものを道
路橋、列車や電車が通るものを鉄道橋、水道やかんがい用の水を通すものを水路橋とい
う。このうち道路橋は川や水路に架かるものが多いが、このほかに陸橋や跨線橋(鉄道
の上に架かる橋)などがある。
橋の形の違いによる種類は、けた橋、トラス橋、アーチ橋、吊り橋等がありその場所
に適した形の橋が架けられる。
・けた橋:主構造がけたでできている橋。
・トラス橋:外から力が加わっても、歪んだりしにくい三角形を組み合わせた構造。
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写真7 永代橋の橋詰め広場 図11 橋の下の都市施設
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