<レインボータウン>
都心から南へ6km 、東京の臨海部にレインボータウンと名付けた新しい臨海副都心が
誕生した。このレインボータウンは、7番目の副都心として、東京港の442ha の埋立地に
最先端の都市インフラを備え、職と住の均衡のとれた21 世紀型都市を目指して建設され
ている。副都心として計画されて以来10 年余を経て、多くの人が住み、働くまちとなっ
たが、今後10 年単位の段階的なまちづくりを行い、2020 年頃には約7万人が働き、約4
万2千人の人々が暮らすまちが完成する。この魅力ある臨海副都心像の実現のため、次
のような考えのもとに具体的なまちづくりが進められている。
① 快適でゆとりある都市生活のまち : 快適で良質な住まいを実現し、水と緑のネット
ワークと、魅力ある都市景観の形成を図り、自然と共生する都市づくり。
② 世界に開かれた活力と交流のまち : 新しい時代を担う産業の育成と、国際貿易ビジ
ネスゾーンの形成を図り、国際的な人と文化の交流を広げ、未来型情報モデル都市
の実現およびまちのにぎわいと新たな文化の創造を図る。
③ 東京の安全とまちづくりに貢献するまち : 安全なまちづくりを進め、広域的な防災
支援のまちとして整備し、既設市街地のまちづくりとの連携を図る。
レインボータウンは、青海地区、有明南地区、有明北地区、台場地区の4 地区から構成
されており、業務・商業施設、都市型住宅、国際ビジネスゾーン、国際展示場、防災拠
点用地、公園など目的に応じた土地利用が図られている。
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図14 レインボータウンの土地利用計画図
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