3-4 小澤酒造
<歴史>
銘酒「澤乃井」で知られる小澤酒造は、元禄15 年(1702 )の創業以来約300 年の酒造り
の歴史と伝統を誇っています。小澤酒造の所在地はその昔「沢井村」と呼ばれていまし
た。沢井とは、豊かな名水が沢となって流れるところからつけられた地名であり、「澤乃
井」はその地名にちなんで命名されました。現在は、 22 代目の小澤順一郎社長のもと、
約90 名の社員が働いています。
<地形・地質と地下水>
関東山地南部を流れる多摩川上流部には、断片的に河岸段丘が発達している。小澤酒
造は、JR青梅線「沢井駅」の南側に広がる多摩川左岸側の河岸段丘上に位置している。
周辺地域には、中生代ジュラ紀の含礫泥岩や砂岩泥岩互層を主体とした、秩父累帯川井
層が基盤層として分布している
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。
今から約150 年前に、この川井層を百数十メートル掘りぬいた洞窟(横穴)からは澄み
きった岩清水が涌き出ている。湧出量は約2万r /日にのぼり、日本酒の仕込み水のほか
にも、豆腐料理(ままごと屋)や岩清水コーヒー(わっぱ屋蔵亭)などにも使われている。
隣接する「澤乃井園」では、この岩清水を自由に飲むことができる。
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写真15 小澤酒造
写真16 多摩川左岸側の河岸段丘
写真17 洞窟から湧き出る岩清水