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<喜多見不動
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小田急線の成城学園前と喜多見駅の間の線路際
に小さな不動堂がある。ここは、喜多見不動と呼
ばれ、喜多見慶元寺の境外仏堂であり、明治9年
に近隣の有力者が願主となり、有志の寄進を得て
建立したものである。かつては信者が水行の場と
したといわれている不動滝は国分寺崖線から湧き
出ており、枯れた事がなく涼をとりに訪れる人が
多いことで知られている。
所在地:世田谷区成城4-22(写真4参照)
<真姿の池
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東京の市街地にある湧水としては、唯一環境省
指定の「名水百選」に選ばれている。水質・水量
ともに都内では最高レベルの清泉であり、一日の
湧水量は1000m
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にも達し、清流となって、野川へ流れ込んでいる。「真姿の池」の名は、
“一世の美人であった玉造小町が病に苦しんでいたとき、池の水で顔を洗ったところ、
病が癒え、もとの姿にもどった”という伝説に由来している。江戸時代には将軍家の「御
鷹狩り場」であったことから「お鷹の道」と呼ばれ親しまれている。所在地:国分寺市
東元町3-19-9(写真5参照)
<黒川清流公園
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中央線豊田駅の北口を出て、東京方面に戻る
と「東豊田緑地」のうっそうたる緑が目前に現
写真4 喜多見不動
写真5 真姿の池湧水群 写真6 黒川清流公園