41 ①開削工法 地下施設を造る最も一般的な工法で、駅部な ど大きな構造物を造る際に採用 ②シールド工法 地下水のある軟らかくて深いところにトンネ ルを掘る場合に採用 ③ケーソン工法 河川の下を横断するとき、出水の危険が伴う 箇所で採用 ④アンダーピニング工法 ビル下のトンネル掘削で基礎杭が障害になる場合、 地下鉄駅の下にトンネルを掘るときなど、既存の構 造物に影響を与えないように工事を行うときに採用 図33 地下鉄の建設工法 30) 6-3 今後の東京の鉄道、地下鉄 31),32) 東京の鉄道のシンボルである山手線は、環状運転を開始して今年で80周年を迎える。 その存在は、当たり前すぎて気づかれていないが、その成り立ち、路線、ターミナルと しての役割は世界に冠たる存在である。都市の歴史と鉄道の歴史からこの山手線を見る と、この電車が東京を形づくってきた背骨であることがよくわかる。 一方、地下鉄大江戸線は数字の6を横にしたような路線形状で、まさに「地下鉄の山 手線」ともいえる環状線であり、意外な町同士を至近距離で結んでいる。戦後、首都圏 の地下鉄と私鉄は大阪などと異なり、多くの相互乗り入れを経てきた。JR東日本も複 数の本線を乗り継いだ「湘南新宿ライン」を営業線として開業し、ターミナルを無くし ても乗客のサービス向上に努めている。 今後、首都圏では新幹線も巻き込んで、こうした傾向が続き、鉄道建設はますます地 下深部へ向かうと思われる。しかし、恐らくずっと変わらないのは山手線であって、そ の存在は貴重なものになるであろう。