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図27 気液分離法例
8)
3)地下水採取方法
地中ガス調査において最も重要なのが地下水の採取であり、原位置で溶存しているガス量
を不変のまま採取する必要があります。そのため原位置で受けている圧力(間隙水圧+大気
圧)を保持したまま採取できる圧力保持式地下水採水器(図28参照)等を用いる必要があり
ます。この方法により採水した地下水を原位置状態のままで分析室迄運搬し分析を行います。
図28 圧力保持式地下水採水器
8)
4)コアサンプリング
粘性土やシルト等の難透水層では、地下水の採取が困難なため土そのものを採取し土
の間隙に含まれるガスの分析を行います。地下水採取の様に完全密閉の状態でなくても
土から放出されるガス量は極微量です。したがって、サンプラーは通常地質調査で用い
る乱れの少ない試料採取用のシンウォールサンプラー等で対応できます。