33 6.今後の超高層建物開発計画 東京では、今後も超高層建物の建設を含む大規模な開発が計画されています。こうし た計画を加速させているのが国家戦略特区への認定で、この認定により容積率(敷地面 積に対する延べ床面積の割合)や用途などの規制が緩和され大規模で自由度の高い開発 が可能となっています。ここでは都内で今後計画されている開発のうち主に高さ200m 以上のものについて紹介いたします。 6-1 開発計画の概要 (1)東京駅周辺エリア 24)25) 東京駅周辺では、東京駅八重洲口において八重 洲通りを挟んで高さ240 ~ 250mの超高層ビル3 棟を建設します。2024年度中に竣工の予定です。 一方駅北側の日本橋口(常盤橋地区)では最大高 さ390mのビルを建設する計画があります。この 計画は2027年度中に竣工の予定で、あべのハル カス(大阪)を抜いて日本一の超高層ビルとなり ます。また、駅北東側の大手町では、高さ180 ~ 200mの建物2棟の建設が進行中で2020年に竣工 の予定です。さらに、近接する日本橋地区におい ても最大高さ287mの建物を含む4棟の建設が計 画されています。    図 34 八重洲地区 25) 図 36 大手町地区 25) 図 37 日本橋地区 25) 図 35 常盤橋地区 24) 計画建物