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6.今後の超高層建物開発計画
東京では、今後も超高層建物の建設を含む大規模な開発が計画されています。こうし
た計画を加速させているのが国家戦略特区への認定で、この認定により容積率(敷地面
積に対する延べ床面積の割合)や用途などの規制が緩和され大規模で自由度の高い開発
が可能となっています。ここでは都内で今後計画されている開発のうち主に高さ200m
以上のものについて紹介いたします。
6-1 開発計画の概要
(1)東京駅周辺エリア
24)25)
東京駅周辺では、東京駅八重洲口において八重
洲通りを挟んで高さ240 ~ 250mの超高層ビル3
棟を建設します。2024年度中に竣工の予定です。
一方駅北側の日本橋口(常盤橋地区)では最大高
さ390mのビルを建設する計画があります。この
計画は2027年度中に竣工の予定で、あべのハル
カス(大阪)を抜いて日本一の超高層ビルとなり
ます。また、駅北東側の大手町では、高さ180 ~
200mの建物2棟の建設が進行中で2020年に竣工
の予定です。さらに、近接する日本橋地区におい
ても最大高さ287mの建物を含む4棟の建設が計
画されています。
図 34 八重洲地区
25)
図 36 大手町地区
25)
図 37 日本橋地区
25)
図 35 常盤橋地区
24)
計画建物