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3.地形・地質
3-1 地形の特徴
図10は、高輪ゲートウェイ駅周辺の地形分類図を示しています。
図10より、周辺の地形を概観すると、東側は、東京湾に面し埋め立て地が広がって
おり、西側は、下末吉および武蔵野に代表される台地が広がっています。高輪ゲートウ
ェイ駅周辺は、これらに挟まれる関東平野の低地(砂州)および埋め立て地に位置して
います。西側の台地や低地(氾濫平野)は、目黒川や渋谷川の浸食により形成され、低
地(砂州)は、河川や波による砂の堆積により形成されました。台地は畑、谷や低地は
水田として利用されていましたが、明治5年(1872)に日本最初の鉄道である東海道
本線の開通に伴い(当初開通は、新橋駅:後の汐留貨物駅-横浜駅:後の桜木町駅間)、
品川周辺の都市化をおしすすめ、現在の街並みに変遷しました。また、東京都の人口増
加や工業地帯として発展するとともに、埋め立て地が造成されてきました。
図10 高輪ゲートウェイ駅周辺の地形分類図
1)
高輪ゲートウェイ駅
埋め立て地
台地
低地
(氾濫平野)
低地
(砂州)
低地
(砂州)
低地
(氾濫平野)
東京湾
目黒川
渋谷川
東海道本線
品川駅
北