- 13 - 3.地形・地質 3-1 地形の特徴 図10は、高輪ゲートウェイ駅周辺の地形分類図を示しています。 図10より、周辺の地形を概観すると、東側は、東京湾に面し埋め立て地が広がって おり、西側は、下末吉および武蔵野に代表される台地が広がっています。高輪ゲートウ ェイ駅周辺は、これらに挟まれる関東平野の低地(砂州)および埋め立て地に位置して います。西側の台地や低地(氾濫平野)は、目黒川や渋谷川の浸食により形成され、低 地(砂州)は、河川や波による砂の堆積により形成されました。台地は畑、谷や低地は 水田として利用されていましたが、明治5年(1872)に日本最初の鉄道である東海道 本線の開通に伴い(当初開通は、新橋駅:後の汐留貨物駅-横浜駅:後の桜木町駅間)、 品川周辺の都市化をおしすすめ、現在の街並みに変遷しました。また、東京都の人口増 加や工業地帯として発展するとともに、埋め立て地が造成されてきました。 図10 高輪ゲートウェイ駅周辺の地形分類図 1) 高輪ゲートウェイ駅 埋め立て地 台地 低地 (氾濫平野) 低地 (砂州) 低地 (砂州) 低地 (氾濫平野) 東京湾 目黒川 渋谷川 東海道本線 品川駅