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(3)石神井川城跡(東京都練馬区)
石神井城跡は、東京都指定の史跡です。石神井城は室町時代に石神井郷を領有した豊
島氏が居城の一つとして鎌倉時代中期~末期頃に築城したと考えられ、文明9年(1477)
に豊島泰経が城主の時に江戸城主の太田道灌との合戦で攻め落とされました。以後は廃
城となりましたが、城址は石神井公園の一部として整備されています。東西約350m、
南北約350mの規模の主郭と外郭からなり、城の構造としては比較的単純な構造でした。
当時の城の中心部分であった内郭の土塁と空堀は今もわずかに残っています。空堀と
は、水の無い堀の事で敵が攻めにくいように防御時の障害として設けます。山地にある
城の場合は水が引けない場合は空堀として活用していました。高低差を作ることによっ
て登る事が困難になり、石神井城の空堀は5m程度の高低差があったと言われています。
文化の日を中心に東京都教育委員会が「東京文化財ウィーク」を企画実施しており、
石神井城跡も通常は公開されていない文化財を見る事が出来ます。今年は開催期間に訪
問したので、発掘パネル展を鑑賞する事が出来ました。
写真 34 石神井城跡の石碑 写真 35 発掘調査とパネル展の案内
写真 36 石神井城跡の内郭 写真 37 石神井城跡の土塁と空堀
図18に石神井城跡周辺を示した地形図と空中写真の重ね図を示します。石神井城跡
は南側は石神井川、北側は三宝寺池によって囲われた標高49m程度の小高い舌状台地